日本技芸、Chatterと連携するSaaS型スケジューラアプリ「rakumoソーシャルスケジューラー」


 株式会社日本技芸は20日、salesforce.comのソーシャルアプリケーション「Chatter」のスケジュール機能を強化するSaaS型アプリケーション「rakumoソーシャルスケジューラー」を発表した。グループカレンダーや設備予約・施設予約、空き時間検索といった機能をChatterに付加することで、スケジュール管理アプリケーションとして全社で利用可能になるという。価格は、1アカウントあたり月額945円。

 「rakumoソーシャルスケジューラー」は、Force.com上で動作するスケジューラアプリケーション。Force.com Enterprise Edition相当の環境に、グループスケジューラやChatter連携の機能をビルトインしており、グループビュー、タブ切り替え、空き時間検索、繰り返し予定の登録などを行え、Salesforce標準のカレンダーでは難しかった設備予約・施設予約も一元的に管理できるという。

 これによって、Salesforce製品を利用している部署と利用していない部署の間で実現が難しかった、人の予定の共有、会議設定、設備予約、会議室予約といったスケジュール管理を一元的に実現可能。さらに、個人のプロファイルや顔写真、予定を共有することで、個人の予定や行動が親しみやすい形で周囲に伝わるため、コミュニケーションの活性化に貢献するとしている。また、スマートフォンからの利用にも標準で対応した。

 価格は、1アカウントあたり月額945円で、年間(12カ月単位)の契約が必須。発売記念キャンペーンとして、11月末までの契約ユーザーには初期費用を無料にするほか、9月末までに利用開始したユーザーに対しては、初年度の月額利用料金を525円に割り引くとのことだ。

 なお日本技芸では、主にGoogle Appsの機能を補完するさまざまなアプリケーションをSaaS型で提供してきたが、2011年12月に米salesforce.comと資本・業務提携を発表。これを受けてForce.com上でのアプリケーション開発を進めており、今回の「rakumoソーシャルスケジューラー」は、この提携による初のアプリケーションとなる。


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