NTTデータ、決済クラウドサービスのOEM提供とパートナープログラムを開始


 株式会社NTTデータは28日、決済クラウドサービス「PastelPort」、スマートフォン・タブレット端末向けクラウドサービス「PastelPort Plus」の両サービスについて、OEM提供およびパートナープログラムを開始すると発表した。OEMの第1号パートナーとしては、日本NCRへの提供がすでに決定している。

 PastelPortは、POS端末向けに、クレジット決済や中国銀聯決済をはじめ、各種電子マネーなどの決済サービスをワンストップで提供する決済クラウドサービス。一方のPastelPort Plusは、スマートフォン・タブレット端末向けに、クレジット決済およびクレジットサイン伝票の電子化サービス(伝票保管サービス)や、その他業務コンテンツの拡充を行うクラウドサービスである。

 今回、両サービスのOEM提供が開始されたことで、OEM導入企業は、多様かつ実績のある決済サービスを手軽に自社サービスに追加し、小売店などに対してサービスをワンストップで提供できるようになる。

 またパートナー企業は、ROE改善やサービスラインアップ拡充による顧客囲い込みを期待できるとともに、必要なメニューのみのOEM導入・販売を行えるので、自社の得意分野や強みを十分に生かせるとした。

 具体的なパートナープログラムのメニューとしては、PastelPort/PastelPort Plusを自社サービスの一部としてメニューに取り込み、自社クラウドサービスの拡張に活用できる「OEMパートナー」、独自の料金体系でPastelPort/PastelPort Plusを販売できる「セールスエージェント(販売代理店)」、自社マーケットを活用して見込み客をNTTデータに取り次ぎ、連携してセールス活動を行う「セールスパートナー(販売取次店)」、小売店などに対し、包括加盟店契約とセットで、PastelPort/PastelPort Plusの販売を行う、主にクレジットカード決済代行会社向けの「タイアップパートナー(包括販売代理店)」の4つを用意している。

 NTTデータでは今後、販売パートナーのみならず、アプリケーションやサービス連携を行うビジネスパートナー向けのプログラムも導入予定であり、積極的にPastelPort、PastelPort Plusの利用拡大を目指すとしている。


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