住電情報、サムネイル/ビューワなど強化した全文検索エンジン新版


 住友電工情報システム株式会社は26日、全文検索エンジンの新版「QuickSolution Ver.8.0」を発売した。

 新版では、検索画面をリニューアルし、検索対象の選択、高度な検索条件の入力、検索結果の表示を1つの画面でシームレスに操作できるようにした。また、ファイルサーバーの検索の際に、画面左側にWindowsエクスプローラー風のフォルダツリーを表示させることで、直感的な絞り込み検索を実現した。

 サムネイル/ビューワ機能も強化。ビューワはPDFベースとし、汎用性を向上するとともに、PDFファイルの中で当該ページの表示に必要な情報だけ抽出しデータ転送することで、回線速度の遅い環境化でも軽快に表示できるという。検索キーワードをハイライト表示することも可能。

 また、検索結果一覧の文書ファイルのサムネイルにマウスを合わせると、サムネイルを拡大表示でき、そのサムネイルをクリックすることで、ビューワでファイルを参照できる。ビューワでファイルを開く際に中身を確認する作業が効率化される。サムネイル用画像変換、ビューワ用PDF変換は並列処理に対応。テラバイト級のファイルサーバーに対しても効率的な運用が可能という。

 加えて、検索結果の一覧にある任意の文書ファイルを「お気に入り」に登録できるようになった。「お気に入り」には「タグ付け」でタイトルやタグを付与できる。また、登録した「お気に入り」一覧を開いて、タイトル、タグ、更新日時で絞り込むことも可能。「お気に入り/タグ付け」を自分以外の検索ランキングに反映させることもできるため、「検索を用いて文書の整理・分類」を行い、「使えば使うほど賢くなる検索システム」を実現できるという。

 QuickSolution Ver.8.0では、ライセンス体系を全面改定。フルスペックの「FSモデル」と基本機能に絞った「DBモデル」を展開する。どちらのモデルもファイルサーバー、Webサーバー、RDBなどを標準で検索可能。標準価格はFSモデルが120~900万円(税別)、DBモデルが80~600万円(同)。

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