iOS/Android用の文書共有クラウド「SYNCNEL」新版、カスタマイズ性など向上


 住友セメントシステム開発株式会社(以下、スミテム)、株式会社スマートスタイル、株式会社フィードテイラーの3社は23日、iOS/Android端末用の企業向けドキュメント共有クラウドサービスの新版「SYNCNEL for Enterprise Ver2.0」を発表した。

 SYNCNEL for Enterpriseは、スマートデバイスで文書・画像・動画などをセキュアに共有・配信するためのクラウドサービス。Webブラウザでのドラッグ&ドロップによるコンテンツアップロード、サーバーとの自動同期、フォルダ管理機能、ユーザー・グループ権限管理などの機能を備える。堅牢なセキュリティ機能や軽快なビューワも備え、医療・製造・不動産・催事場などの業界で好評を得ているという。

 新版では、画面のフルカスタマイズに対応した。HTMLを理解できる程度の知識だけで、壁紙、画面のレイアウト、アイコン画像やその配置、ログイン画面などを変えられる。自社専用カタログアプリのような設定も簡単に可能という。

 UI面では、Windowsエクスプローラのアイコン(サムネイル)表示に似た「アイコンモード」を用意した。普段、Windowsデスクトップで使い慣れている感覚で扱えるため、スムーズな利用が可能という。

 「個人用ストレージ領域」を設定する機能も搭載。複数人での文書共有流域とは別に、ユーザーが個人的に作成した文書を利用できる領域が設定できる。

 iOS向けには、撮影した写真をSYNCNELサーバーにアップロードできる機能を搭載。建築現場の施行写真やフィールドエンジニアリングにおける現場報告に活用できる。

 セキュリティ面では、ドキュメントをオフライン閲覧用に端末に残す従来のモードに加え、オンラインを前提とした閲覧のみに限定するモードを追加。端末側にドキュメントを残さないので、よりセキュアに運用できる。

 体験版も用意。現在、体験版申し込み先着100名にフィードテイラー開発のiOS用PDF閲覧アプリ「Book+」(450円)を無料で提供するキャンペーンも実施している。

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