IJS、非構造化データを含む重要資産をセキュアに管理する「Secure DocMeister」


 茨城日立情報サービス株式会社(IJS)は10日、「Meister」シリーズに情報資産管理基盤「Secure DocMeister」を追加し、発売した。

 Secure DocMeisterは、文書、画像、音声などの非構造化データを含む企業の重要な情報資産をセキュアに共有管理する製品。

 基本機能として、ファイルの管理者・作成者情報、機密情報の区分、保管期限、アクセス権限などを統合的に管理する台帳機能を備える。台帳に登録されたファイルについて、どこのフォルダにどのような情報があり、誰が、いつ、どのような操作をしたかを把握するための情報を管理し追跡することが可能。これにより、面倒なファイル管理の手間や、ファイルやアクセス履歴の検索時間などを低減できるという。

 また、サーバー上で直接ローカルPCからファイル編集が可能な直接編集機能や、複数ユーザーで同時にフィルの編集が可能なリンクフォルダ機能も搭載。さらに社外の取引先や協力会社との間で機密情報や大容量データをリアルタイムかつセキュアに送受信する社外開示管理機能も提供する。

 セキュリティ面では、自己解凍暗号化を標準で提供するほか、DRM暗号化ソフトと連携することで情報資産を持ち出した後の操作を制御し追跡することも可能。

 サーバーライセンスの価格は、300万円(税別)/2CPUから。ライセンス、カスタマイズ、SIなどで今後3年間に5億円の売り上げを目指す。

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(川島 弘之)
2012/1/11 06:00