米IBM、ソフトウェアテストソリューションのGreen Hatを買収


 米IBMは4日(米国時間)、ソフトウェアの品質管理やテストに関連するソリューションを手掛ける英Green Hatを買収すると発表した。金額は公開されていない。

 英Green Hatは、英国ロンドンと米国デラウェア州ウィルミントンに本拠地を置くソフトウェア企業。クラウド環境を利用することにより、開発者が物理的なテスト環境を構築することなく、納入前にアプリケーションのテストを実施し、開発者がその品質向上を実現できるよう支援しているという。IBMによれば、従来数週間を要した仮想テスト環境を数分で構築し、コストも大幅に削減可能とのこと。

 なお買収後、Green HatはIBMのRational Software事業部に統合される予定で、IBM Rational Collaborative Lifecycle Managementと組み合わせることで、開発者やテスト担当者は、高品質のソフトウェアを開発できるようになるとした。

 また、IBMとGreen Hatが力を合わせることで、仮想プロトコルの作成、メッセージ・フォーマット、サービス、カスタマイゼーション、サードパーティーのソフトウェアとの統合など、継続的なアプリケーション統合を最大限に実現するとしている。

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(石井 一志)
2012/1/6 18:09