ソフトバンクテレコム、豊富なセキュリティ対策を利用可能なオンラインファイル共有サービス


サービスの概要

 ソフトバンクテレコム株式会社は1日、企業向けのオンラインファイル共有サービス「PrimeDrive」を発表した。

 PrimeDriveは、ソフトバンクテレコムのストレージサーバーにファイルをアップロードし、手軽にデータを共有できるオンラインストレージサービス。PCだけでなく、iPad、iPhone(対応予定)などさまざまなデバイスからアクセスできるので、外出先での資料確認やペーパーレス会議などに活用できるという。

 PCからは、Webブラウザからの接続以外に、専用のデスクトップアプリケーションを使ってのファイル共有にも対応し、Windowsエクスプローラにサーバー上のファイルを体系的に表示できるため、効率的なファイル操作を行えるとのこと。iPad/iPhoneには専用アプリケーションを用意し、オフライン状態でもファイルを参照できるキャッシュ機能を提供することで、電波の届かない場所でもプレゼンテーションが可能とのこと。

 利用にあたっては、安全にファイルを送付するための「送付キー」(ファイルをダウンロードするためのリンク)を発行する仕組み。パスワード設定や発行時に社内承認ワークフローを設定する機能を併用すれば、重要な文書や大容量のファイルを安心して送付できるほか、特定の利用者ごとにアクセス権の設定も行える。さらに、プロジェクトごとに管理権限の委譲を行えるので、さらに細かいアクセスコントロールを設定し、社外の取引先とのファイルを共有することも可能だ。

 加えて、PrimeDriveのIPアドレス接続制限機能とソフトバンクテレコムの電子証明書発行サービス「『ULTINA Security Platform』PKIプラットフォーム」を連携させれば、アクセスを特定のデバイスに限定し、ファイルへの不正アクセスを防止できるとしている。

 なお管理者向けには、ファイル検閲機能を提供し、ユーザーの保存データをチェックできるようにした。

 利用料金は保存容量の大きさによって異なり、1GBの場合が1万2600円/月、5GBの場合が4万1790円/月、100GBの場合が29万640円、などとなっている。ユーザー数は1万ユーザーまで登録可能。また初期費用として、別途3万1500円が必要となる。

関連情報
(石井 一志)
2011/8/1 15:39