「わたらせクラウド」のサービス基盤に、アイシロンのスケールアウトNASが採用


 アイシロン・システムズ株式会社(以下、アイシロン)は18日、株式会社サンフィールド・インターネット(以下、サンフィールド)が提供するクラウドサーバーサービス「わたらせクラウド」に、自社のスケールアウトNASが導入されたと発表した。

 わたらせクラウドのサービスの1つである「わたらせクラウドデスクトップ」は、仮想デスクトップの検証環境を提供するクラウドサービス。サンフィールドでは、パフォーマンスを備えたクラウドサービス基盤を実現するため、このサービスの基盤に、VMwareとアイシロンのスケールアウトNASを導入した

 アイシロンのシングルファイルシステム「OneFS」を利用することで、バックアップやデータマイグレーションなどの運用管理、およびメンテナンスにかかる作業を大幅に削減。さらに、ストレージ増設後の再設定などが不要な、アイシロンのスケールアウトNASのメリットを生かし、実質的にメンテナンスフリーでの運用が可能になっているという。また、常に最適なパフォーマンスを自動的に実現することから、過剰な設備投資も不要になった。

 なお、VMwareを利用する場合、仮想マシンの増加に応じたサーバーの増設にあわせ、通常はストレージの再設計が必要になる。しかしアイシロンのNASはスケールアウト型のストレージであるため、LUN単位での設計が不要な点がメリット。負荷も各ノードへ自動的に分散されるので、増設後のパフォーマンスの再設計も必要ないとしている。

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(石井 一志)
2011/2/18 12:49