日本IBM、DB処理に特化したブレードサーバー事前構成モデル


データベース・ワークロード最適化モデル

 日本IBMは16日、データベース(DB)・ワークロードに特化したx86ブレードサーバー「データベース・ワークロード最適化モデル」を発売した。同日より出荷も開始する。

 同モデルは、日本IBMがあらかじめDB処理の高速化を図った構成を組み、検証を済ませて提供するブレードサーバー。顧客は必要性能の見積もりや必要なオプション製品の個別発注などが不要となり、迅速なDB構築が可能となる。

 次世代x86サーバーアーキテクチャ「第5世代 Enterprise X-Architecture(eX5)」に準拠したブレードサーバー「BladeCenter HX5」に、640GB(320GB×2枚)の半導体ボードを搭載。10Gbpsのネットワーク帯域を分割し、2本のEthernetケーブルで8つのネットワークに接続できる拡張ボード「バーチャル・ファブリック・アダプター」も標準搭載する。

 主なスペックは、Xeon E7540×2個、標準32GB/最大128GBメモリ、320GB半導体ボード×2枚、10Gbpsバーチャル・ファブリック・アダプターなどで、価格は610万円(税別)。

 日本IBMでは、「ストレージとして320GBの半導体ボードを2枚搭載することで、HDD2000個分以上の入出力処理性能を実現。消費電力においては、2500個のHDDを搭載できるストレージ装置の約600分の1となり、40kWh以上の電力消費を削減する」とアピールしている。

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