SonicWALL、最大40Gbpsでアプリ可視化・制御できる次世代ファイアウォール


 米SonicWALLは14日(現地時間)、次世代ファイアウォール「SuperMassive E10000シリーズ」を発表した。

 同シリーズは、マルチコアアーキテクチャを特長とし、最大96コアの大規模な拡張性を備える製品。リアセンブリーフリーディープパケットインスペクション(RFDPI)エンジンにより全パケットの全バイトをスキャンする一方、高いパフォーマンスと低遅延を実現する。SSL暗号化トラフィックとプロキシを使用しないアプリケーションにもフルインスペクションを確実に実行し、プロトコルにかかわらず包括的な保護を提供できるのも特長。

 ラインアップは、12の処理コアを搭載しアプリケーション可視化と侵入防止を3Gbpsで実行できる「E10100」、24の処理コアを搭載し同じく7.5Gbpsで実行できる「E10200」、48の処理コアを搭載し同じく15Gbpsで実行できる「E10400」、および最上位モデルの「E10800」。

 E10800では、96の処理コアにより40Gbps以上のファイアウォールスループット、30Gbpsを超えるアプリケーション可視化・侵入防止を実現している。10Gbps SFP+×6ポート、1Gbps SFP×16ポートを備え、これらをどのように組み合わせても超低遅延で運用できるという。また、400万以上のマルウェアに対して、10Gbps以上のアンチマルウェアも実現している。

 出荷開始時期は、E10100のみ2011年第2四半期より。それ以外は第3四半期を予定する。

関連情報