ビットアイル、10Gbpsのインターネット接続に標準対応


 データセンター事業を展開する株式会社ビットアイルは15日、最大10Gbps帯域を利用可能な「10Gbpsインターネット接続サービス」を、全4カ所のデータセンターすべてで標準メニュー化。同日より提供を開始した。ユーザーはこれまで以上に広帯域のインターネット接続回線が利用可能となり、より安定したインフラ構築・運用を実現できるという。

 同社はこれまでもオンラインゲーム、大規模ECサイト、動画配信サービスなどを提供する事業者に向け、1Gbpsを越える帯域のインターネット接続ニーズに個別対応してきた。今後はIaaSなどクラウドサービスをはじめとする新たな事業者からも需要が見込まれるため、標準サービスとして「10Gbps」に対応した。

 1Gbpsから10Gbpsまで1Gbps単位で回線帯域を選択でき、通常2~3カ月の納期を要する広帯域回線を最短15営業日で提供できるのが特長。また、バックボーンに複数のキャリアとそれぞれ広帯域でBGP接続したマルチホームを採用することで、上位ネットワーク障害時も、同じIPアドレスのまま接続できるシステム構成もアピールしている。

 近年、インターネット経由で配信されるコンテンツの大容量化や、スマートフォンの普及によるマルチデバイス化、さまざまなデータをインターネット上から提供するクラウドサービスの拡大により、インターネット上の通信量は急増しており、データセンターをはじめとするネットワークインフラは広帯域化が求められている。

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