ネクスウェイ、セミナー運営業務を一元管理できるSaaSサービス


 株式会社ネクスウェイは9日、セミナー特化型クラウドサービス「販促 Navigator for Seminar」を発表した。14日より提供する。

 同サービスは、FAX・セミナー集客から事後フォローまでの業務を効率化するクラウドサービス。セミナー開催の告知やWeb申し込みフォームの作成、集客を告知するためのアウトバウンド、受付や受講確認作業など、セミナー運営に関する煩雑な作業を自動化する。

 ベースとなっているのは、株式会社シャノンが提供するマーケティングプラットフォーム「SHANON MARKETING PLATFORM」。OEM提供を受けたネクスウェイがFAX一斉同報サービスの機能を付加して提供する。

 具体的な機能としては、開催セミナーの一覧表示、個別詳細が確認可能な「イベント管理機能」を搭載。リアルタイムでの申込み状況の把握、定員・締め切り管理、当日の受付業務などを効率化する。CMS機能も備え、セミナー告知ページや申し込みフォームの自動生成が可能。見込み顧客や既存顧客を管理するデータベースも備え、基本項目を自由に設定しながら顧客属性を管理できるほか、柔軟な条件検索により顧客セグメントごとに、メール・FAXでセミナー告知などのメッセージを送信できる。

 ネクスウェイは、従来よりFAX・メール配信などの販促支援や業務支援のサービスとして「FNX」を提供してきたが、「顧客管理はExcelで行っているため、顧客管理と連動したサービスがほしい」といったユーザーの声が挙がっていた。シャノンとの協業は、こうした声に応えるため。今後、自社の顧客を中心に展開し、2012年3月までに180社の導入を目指す。

 価格例は、年間イベント開催数36本、登録データ件数3万件までの場合で、初期費用が3万円、月額利用料が5万円。これ以上の場合は、別途個別見積もり。なお、メール送信量は無制限、FAX送信費は配信ボリュームに応じて設定されている。

関連情報
(川島 弘之)
2011/2/10 15:06