日本HP、企業のUC環境整備を支援するソリューションを強化


 日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は7日、ユニファイドコミュニケーション&コラボレーション(UC&C)ソリューションのポートフォリオを強化すると発表した。「UC&C Voice Transformation」、「UC&C Virtual Workplace」、「UC&C Communications Enabled Solutions」の3つを、3月1日より提供する。

 新サービスのうちUC&C Voice Transformationは、PBX、IP電話、ネットワークの最適化を行うソリューション。分散した複数のPBX環境を集中化する「PBXリプレース計画およびインプリメンテーションサービス」や、既存PBX環境の投資を保護しながらUC機能を実装する「ユニファイドコミュニケーション機能付加設計およびインプリメンテーションサービス」を提供する。

 UC&C Virtual Workplaceは、モバイル勤務や在宅勤務に対応した、ロードマップ策定からビデオコラボレーション、ユニファイドコミュニケーション(UC)環境構築、保守までをグローバルで提供するもの。勤務環境を変革するためのロードマップを策定するサービスや、現状のネットワーク環境を可視化し、音声・ビデオを導入した場合の影響を調査するサービス、メールやポータルといったソフトウェア、およびモバイル環境を統合するサービスなどをラインアップした。

 最後の「UC&C Communications Enabled Solutions」では、業務アプリケーションにリアルタイムのコミュニケーション機能を付加し、意思決定の迅速化や業務効率改善、顧客満足度向上などを図るもの。IPコンタクトセンターの導入サービスや、業務プロセスにコミュニケーション機能を組み込むサービスなどを用意している。

 なお今回提供する各サービスは、Microsoft、Avaya、Polycom、Alcatel-Lucentとのグローバルな協業をベースにしており、すでに日本HPが提供している戦略策定コンサルティングサービス「Business Value Service」を始めとするUC&Cソリューションに、Microsoftの「Lync」、Avayaの「Avaya Aura」「Avaya ACE」、Polycomのビジュアルコミュニケーションソリューション、Alcatel-Lucent「Visual Communication」「Genesys」を統合して提供するとのこと。

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(石井 一志)
2011/2/7 16:07