日本CAD、ネットワーク障害解析に特化した小型パケットキャプチャ


EthcaptureEx
画面例

 日本シー・エー・ディー株式会社(日本CAD)は1日、ネットワーク障害解析に特化したコンパクトパケットキャプチャ「Ethcapture」の新モデル「EthcaptureEx」を発売した。

 Ethcaptureは、パケットをキャプチャすることに特化した小型機器。ネットワークケーブルを接続し電源を投入するだけで、即座に通信データを採取できる。ユーザー自身にネットワークの専門知識がなくても設置・運用が可能なのが特長という。

 新モデルのEthcaptureExは、ミラーポートからのパケットをキャプチャし、内部のメモリ領域に保存する。電源を切断してもデータは消えることなく、繰り返しキャプチャすることが可能。特定の通信プロトコルに依存しないため、IPv4/IPv6双方に対応し、事前に設定した通信プロトコルやIPアドレスの通信データのみキャプチャするといった運用にも対応する。

 具体的な仕様は、縦83×幅58×奥行き24.3mmで重さが約70g。pcap形式で最大2GBまでデータを保存できる。最大パケットサイズは2048バイトまで。消費電力は1.2Wで、結露なしの条件付きで-20℃~70℃の環境で使用できる。

 価格は12万6000円。

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(川島 弘之)
2011/2/1 17:02