NEC、テレプレゼンスに必要な製品をまとめた「UNIVERGE VC3000」
NECは16日、企業のワークスタイルを改革する遠隔コミュニケーション製品「UNIVERGE VC3000シリーズ」を発売した。「テレプレゼンス」に必要な製品を組み合わせたもので、同社の運用実績を基にパッケージ化されている。出荷開始は2011年2月より。価格は3700万円(税別)から。
新製品は、2拠点分のテレプレゼンスに必要な中央制御システム、映像・音声コーデック装置、ディスプレイ、HDカメラ、マイク・スピーカーをパッケージ化したもの。短期間でテレプレゼンスを導入し、NGN回線による高速で高品質、コストパフォーマンスに優れた遠隔コミュニケーションを容易に実現できるという。
端末は大画面タッチパネル式IP電話機「UNIVERGE IP Phone DT750」を利用。タッチパネルによる直感的な操作を実現している。今後ラインアップも拡充する予定。
資料共有機能は標準搭載となり、会議映像用の2画面と資料共有用の1画面を同時に表示できる。これにより「共有資料の見やすさと参加の視線を合わせた臨場感を実現した」(NEC)。
また、追加パッケージを購入することで、1拠点単位での拠点追加も可能。書画カメラ機能も拡張オプションとして用意され、紙資料なども共有が可能となっている。
拡張オプションの価格は、追加パッケージ(1拠点分)が1650万円(税別)より。書画カメラ機能(2拠点分)が個別見積もり。
NECは、販売パートナーとともに国内の中堅・大企業などへ拡販し、今後3年間で合計500パッケージの販売を目指す。なお今後は、9月に発表したオフィス向けクラウドサービス「UNIVERGE Live」とも連携させ、より便利なテレプレゼンス機能を提供する予定としている。