NTTソフト、申請情報とログから特権IDの不正利用を自動レポートする「ACTCenterAC」


 NTTソフトウェア株式会社は12月15日、「特権ID管理ソリューション」の機能強化を行い、新コンポーネント「ACTCenterAC」を2011年1月31日より販売開始すると発表した。「ACTCenterAC」の価格は400万円(税別)から。

 「特権ID管理ソリューション」は既存機能として、「作業申請/承認」「ID貸し出し」「作業(認証)」「事後作業(たな卸し)」を提供。それに加えて、今回のACTCenterACによる「ログ収集」と「ログ監査」といったモニタリング機能を強化することにより、サーバー利用に関する監査においてこれまで管理者の負担となっていたモニタリング作業の負荷を軽減する。

 新コンポーネント「ACTCenterAC」は、特権ID利用者が管理対象サーバーへアクセスしたログオン/ログオフ履歴の取得を行うとともに、特権ID利用申請時のサーバーへのアクセス予定情報と実際のアクセス履歴の突合せ処理を自動的に実行。特権 IDの利用申請のない時間帯のアクセス履歴など、不正なアクセス情報をレポート出力する。

 NTTソフトは、「ACTCenterAC」の導入により、モニタリングに必要な証跡の一元管理、サーバーアクセスのモニタリングを自動で確実に実施、モニタリングレポート作成作業の低減などの効果が見込めることで、管理者の負担が大幅に軽減できるとしており、今後3年間で22億円の販売を目指す。

「ACTCenterAC」の3つの機能
モニタリングレポートのイメージ
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