PJ単位のワークスペースを提供するコラボツール「TeamPage 5.1」


 株式会社アプライドナレッジは13日、プロジェクト(PJ)ごとに共通の「仕事場」を提供する企業向けコラボレーションツールの新版「TeamPage 5.1」を発表した。ライセンス価格は49万5000円(税別)/年からで、22日より提供を開始する。

 TeamPageは、米Traction Softwareが開発した、PJ単位のワークスペースをWeb上に作成して仕事を円滑に進められるコラボレーションツール。大量に届き、煩雑になりがちなメールの代わりに、報告・連絡・相談、指示、進ちょくといった仕事上のプロセスと資料を、メンバー共通のワークスペースに集約し、PJのゴールに向けた協働を実現する。

 社内以外の取引先もメンバーに加えることが可能。PCやスマートフォンなどWebブラウザが利用できる環境であればどこからでも、ブログのように簡単に情報を投稿・閲覧できる。また、複数のワークスペースを作成できるため、PJごとに整理された仕事環境を構築できるとしている。

 新版では、ブログ、Twitter、SNSなどのソーシャルメディアの要素を各所に取り込んだ画面デザインの一新と機能強化を実施。。具体的には、仕事の専門分野など詳細なプロフィールをSNSのように公開できる機能や、自分の現状を簡単にメンバーと共有できるツイート機能などを盛り込んだ。また、PJの動向や仕事量、進ちょく、アクションプランなどをメンバーが相互に確認し、チームの仕事を効率化するタスクリスト機能も新搭載。投稿された情報には、段落単位でラベルをつけて、必要な情報のみを抜き出してコメント・分類できるのも特徴という。

 セキュリティを確保するため、ワークスペースごとに細かく設定可能なアクセスコントロール機能や認証機能も搭載。PJの内容やメンバーの役割・立場に応じて、ワークスペースや管理画面のカスタマイズも可能という。

 動作環境は、Windows Server 2003/2008、Windows XP、Linux、Solaris(Intel/SPARC)、Mac OS X 10.5以上。25ユーザーまでの価格は、ワークグループ10個までの「TeamPage ワークグループ」が49万5000円(税別)/年から、ワークグループ無制限の「同 サーバー」が99万円(同)/年から。保守料を含む。ユーザー数に応じて複数のライセンスが用意されている。

 このほか、5ユーザー・5ワークグループまでの利用に制限された無償版(保守は含まず)も提供する。

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(川島 弘之)
2010/12/13 14:49