SRA、ソースコード検索ソフト「CodeDepot」新版~検索範囲を拡充
株式会社SRAは11月30日、ソースコード検索システムの新版「CodeDepot v2.1」を発表した。「Windows OSへの対応」や「検索機能の改良」を図っている。
CodeDepotは、ソースコードに対して単純な文字列検索では実現できない、複雑な条件による絞り込みを実現する製品。コード部分やコメント部分など範囲を限定したキーワード検索のほか、クラス・関数定義・関数の呼び出しなど構文を理解した検索に対応するのが特長。利用したい機能を持つモジュールを探したり、ライブラリやフレームワークの利用方法を探したり、コピーされた重複コードを見つけられる。
新版では、特に要望が多かったという「Windows OSへの対応」をはじめ、検索範囲の追加や精度の向上など「検索機能の改良」を行った。具体的には、ソースコードの検索に加え、テキストファイルやJSPファイルなどに検索範囲を拡充するとともに、ノートの検索機能や検索結果の保存機能を追加。構文解析処理や表示処理の改良も行っている。
また、IBMの統合開発ツール「IBM Rational Team Concert」との連携を実現。IBM Rational Team Concertで管理されているソースコードの検索が可能となり、ソフト開発の生産性をさらに向上するとしている。
動作環境は、Red Hat Enterprise Linux 5、Windows XP/7/Server 2003/Server 2008。価格は90万円/年。利用者数に制限はなく、登録可能なファイル数により複数のモデルを用意。期間限定の無料トライアル版も提供する。