ベクトル、Facebookを企業PRに採り入れる活用支援サービス


 株式会社ベクトルは12日、企業向けFacebook活用支援サービス「Facebook PR」を発表した。ファンページの戦略策定・開設・運用支援・話題化までを総合的に支援するという。11月中に提供を開始する。

 Facebookは、動画・アプリ・文章・写真・ゲームなどのコンテンツを友人やお気に入りのユーザーと共有できるコミュニケーションツール。ベクトルグループでは、「Facebookの企業利用が有効であるととらえ、Facebookを積極的に利用するユーザーとのコミュニケーション促進や、グローバル展開へのスピーディな対応といった具体的な成果があげられると考えている」。最近では、放送局や大手衣料メーカ、大手コンビニチェーンなどがファンページを開設し、注目を集めているという。

 新サービスでは、ファンページの戦略策定・開設・運用支援・話題化までを総合的に支援する。企業のファンページを開設・運用するにあたっては、「『タブの企画力』と『掲示板の運用力』が重要」と同社。情報・コンテンツを整理する「タブ」の企画においては、「掲示板」「写真」「イベント」「ビデオ」などの基本要素の充実だけでなく、ユーザーの興味を引きつけるアプリケーションや役に立つブランド情報などを企画しカスタマイズしていくという。

 運用においては、ファンの満足度向上を重要視し、居心地がいいと感じてもらえるタイミング・内容を考慮してコミュニケーションを行い、ファンページの活性化を図る。さらにメディアへの情報露出まで一貫してサポートすることで、ファンページ自体の認知度向上や話題化までサポートするという。

 具体的な流れとしては、1)ファンページをどのように活用していくかの「戦略策定」、2)Facebookユーザーとどのようなコミュニケーションを行うか内容・時期などを定める「コミュニケーションプラン策定」、3)プランに応じて、ファンページに展開するコンテンツを策定し、タブの要素を決定する「コンテンツ設計」、4)更新頻度や運用方針をマニュアル化する「運用方針決定」、5)キャンペーンなどを行う「PR」。ここまでが基本サービスとなり、オプションでファンページの運用代行も提供する。

 価格は、初期設定が60万円から、月額費用が25万円から。

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(川島 弘之)
2010/11/12 13:22