NEC、タブレット型Android端末「クラウドコミュニケーター LifeTouch」
業務や利用用途にあわせたカスタマイズに対応
Life Touch |
日本電気株式会社(NEC)は10日、Android 2.1ベースの企業向けタブレット型端末「Life Touch」を発表した。11月末より出荷を開始する。顧客サービスや業務用端末としての利用を想定している。
LifeTouchは、800×480ドット表示可能な7型タッチパネルを備えたタブレット端末。NECでは、PCと携帯電話の中間に位置する「クラウドコミュニケーター」に位置付け、企業の新たな収益源となる顧客向けサービスや、業務の効率化に対して、最適なユーザーインターフェイスを提供するという。
クラウドコミュニケーターの概念 | LifeTouchの概念 |
利用シーンのイメージ |
具体的には、電子書籍、ホームサービス、ライフケア、電子ショップ、エンターテインメントなどへの適用を見込むほか、店舗での販促業務、営業携帯業務、セルフオーダリング、物流業務などで利用できるとしている。
また、企業の顧客向けサービスの内容や業務上での使い方にあわせ、一部のデバイスやアプリケーションソフトウェアの作り込み、カスタマイズなどを提供するとのこと。さらに、ソフトウェアベンダーに対しても開発環境を提供し、アプリケーションソフトウェアの充実を図るほか、NECのクラウドサービス基盤とともに提供することにより、企業のサービスをトータルで支援する。
CPUはARM Cortex A8、メモリは384MBで、1024MBのROMを搭載。IEEE 802.11b/g無線LAN、Bluetooth 2.1+EDRといった通信機能を標準で備え、カスタマイズで3G通信、赤外線通信といった機能も搭載できる。また、GPS、加速度/地磁気/照度などのセンサー、カメラ、マイク、スピーカー、SDHCカードスロット、USBスロットなどを備えた。
サイズと重量は、約220×120×14mm(幅×奥行き×高さ)、約370g。約8時間のバッテリ駆動に対応する。