ブロードバンドタワー、ラックサービスで電力従量課金制を採用


 株式会社ブロードバンドタワーは1日、関西地域のデータセンター「西梅田サイト」にて、コロケーションサービスにおけるラック提供に電力従量課金モデルを採用し、「ユーティリティ型ラックサービス」として発表した。11月8日より販売を、12月1日より提供を開始する。

 従来のラックサービスは、一定の電流契約内で電力利用量に対して定額であり、電力消費量の少ないユーザーにとっては非経済的な課金体系となっていた。新サービスでは、実際の電力消費に合わせてラック利用料が増減する電力従量課金を採用し、新規事業を立ち上げる企業や、ホスティング事業者などのコスト削減を支援する。

 対象は、新規でコロケーションサービスを利用する顧客。西梅田サイトの特定エリア内ラック提供分に適用され、価格は初期費用が20万円/ラック、月額費用(参考)が総利用電力として1ラック内にサーバー5~8台程度の場合で約7万円。同社の電源監視システムにて得たデータより計算し、6カ月単位での契約が可能となる。

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(川島 弘之)
2010/11/2 14:10