日立公共システム、「Google Maps API プレミアムプラン」販売開始

　株式会社日立公共システムは18日、「Google Maps for Work パートナー」として、法人向け地図サービス「Google Maps API プレミアムプラン」を販売開始すると発表した。また同時に、Googleマップを活用した地図サービスを、官公庁・自治体を中心に提案するとしている。

　「Google Maps API プレミアムプラン」とは、Googleマップをプログラムから操作できるインターフェイスで、Googleマップの有償版ライセンスにあたるサービス。独自にカスタマイズしたGoogleマップを、公開サイト、あるいはイントラネット環境などの非公開サイト上で利用できる。また、アクセスが集中する災害発生時でも閲覧・操作可能なメリットがあるとのこと。

　日立公共システムではこれまでも、自治体向けWebサイトの構築支援ソリューション「4Uweb Webユニバーサルデザインソリューション」で、Googleマップの標準プランを活用した「市内施設マップ」を提供してきた。今後は、大規模災害発生時でも支障なく動作し、庁内業務への活用が可能なプレミアムプランを提案することによって、標準プランでは実現できないアクセス集中時における地図表示の動作保証が可能になるほか、職員の作業負荷軽減といったニーズにも対応できるとしている。

　また、現在は紙の地図を使用している業務では、電子化によって常に最新の地図を閲覧できるようになり、あわせて高額な地図購入費用や更新作業などの負担も軽減可能になるとのこと。さらに、近隣自治体の地図やストリートビューも閲覧できるため、防災計画の策定など、さまざまな活用効果が期待できるという。

　価格は、公開サイト向け、非公開サイト向けのいずれも120万円（税別）から。

　同社では、多くの公共団体のWebサイト構築に携わってきたノウハウを生かして、全国の官公庁・自治体をはじめとした法人に向け、Googleマップのさらなる活用を提案する考えだ。