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日本IBM、異種混在の企業ITの一元運用・監視サービス「Integrated Managed Infrastructure」

 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は24日、クラウドサービスと従来システムを連携させたハイブリッドクラウドなど、異種混在の企業ITの監視と管理を支援するサービス「IBM Integrated Managed Infrastructure(以下、IMI)」を発表し、2015年末より提供すると発表した。

 価格は個別見積もりで、100台のWindowsサーバーのベース管理(監視を含む)で5年間契約した場合、1台あたり1万6000円から(税別)。

 IMIは、企業ITをリモートから24時間の監視・管理を行い、稼働状況の監視や連絡、障害回復の支援やパッチの適用、レポート作成といった業務を行うサービス。IBMのアウトソーシングやマネージドサービスなど、グローバル規模での実績や知見をもとにデザインされた、効率化されたプロセスや自動化ツールを活用することで、迅速なサービス提供やコスト最適化を支援する。

 必要なサービス機能やその対象を柔軟に選択できるため、ニーズに合わせてサービスを選定することが可能。サービス開始までの期間を標準で3カ月とし、監視や管理のシステムを新たに構築する場合と比較して短期に監視や管理を開始できる。

 対象環境は、サーバー、ストレージ、ネットワーク機器、IBMのクラウド「SoftLayer」、他社クラウド環境など。グローバル企業が海外拠点のITをクラウドサービスで展開している場合などでも、国内にある従来システムと合わせて一元化された監視や管理を支援する。これにより、運用の効率化だけではなく、グローバルレベルでサービス品質の統一と標準化が可能になるとしている。

三柳 英樹