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アドビ、MSのデバイス管理「Intune」向けAcrobat Readerアプリを発表

 アドビシステムズは18日、マイクロソフトの統合デバイス管理ソリューション「Microsoft Intune」に対応するモバイルデバイス向けのPDFアプリ「Acrobat Reader for Microsoft Intune」を発表した。

 Intuneは、Microsoft Enterprise Mobility Suiteに含まれる製品で、従業員が持つ業務用のモバイルデバイスやモバイルアプリケーションなどを一元管理できる。

 Acrobat Reader for Microsoft Intuneは、Intuneのモバイルアプリケーション管理機能をネイティブサポートする世界初のモバイルアプリの1つとして提供を開始。現在、Android向けアプリを提供しており、iOS向けアプリも11月中に提供開始予定。

 従業員が、自社のアプリポータルからAcrobat Reader for Microsoft Intuneをダウンロードすると、従業員にはそのアプリがIT部門によって管理されることが通知される。IT部門側では、企業の情報漏えい防止対策などのため、PDFをIntuneで管理されているモバイルアプリとのみ共有可能に設定することや、テキストや画像の管理対象外アプリへのコピー&ペーストの禁止、アプリ起動時にパスワードを要求するといった設定を行える。

 また、企業情報の保護を強化するため、デバイスを紛失した場合や従業員が退職した場合には、該当する端末からAcrobat Readerアプリや関連する機密データとともに消去する機能を備える。

三柳 英樹