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NEC、仮想化・クラウドサービス基盤新製品「Cloud Platform Suite R5」を発売

 日本電気株式会社(NEC)は7日、統合型システム「NEC Solution Platforms」の仮想化・クラウドサービス基盤「Cloud Platform Suite(CPS) R5」の販売を開始した。

Cloud Platform Suite R5

 CPSは、ハードウェアとソフトウェアを組み合せて事前に設計・検証・構築し、ドキュメントをまとめて提供するセット製品。

 新製品では、従来の統合型システムの特長である導入の容易さに加えて、仮想基盤サーバーや仮想化ソフトウェアなどの組み合せパターンを22種に拡張し、柔軟なシステム構成を実現。従来と比べて小規模な構成である仮想基盤サーバー単体の提供が可能な「ライトパッケージ」を新たにラインアップに追加し、大容量のストレージが不要で初期コストを抑えた仮想基盤サーバー単体からの導入を可能とした。

 また、利用部門が日常運用を行う管理画面である「セルフサービスポータル」を新たに搭載。利用部門が、仮想マシンの申請や電源操作などの日常運用を管理部門に依頼することなく直接行うことが可能になり、利用部門の利便性を向上させるとともに、管理部門の運用負荷を軽減した。さらに、ITリソースの使用状況をビジュアル表示することで、仮想マシンの追加・削除などのリソース管理を容易した。

 製品ラインナップと価格(税別)は、「エンタープライズパッケージ R5」が3860万円~、「ベーシックパッケージ R5」が1300万円~、「ライトパッケージ R5」が220万円~。出荷開始日はいずれも8月下旬。

 また、新製品は、NECグループが7月15日~16日にグランフロント大阪ナレッジキャピタル コングレ コンベンションセンターで開催する「NEC iEXPO KANSAI 2015」で展示する。

三柳 英樹