モバイルテストクラウド「Scirocco Cloud」のUIを改善、ユーザーの声を反映

　株式会社ソニックスは1日、クラウドベースのモバイルテストプラットフォーム「Scirocco Cloud（シロッコ・クラウド）」において、新しいユーザーインターフェイスを提供開始したと発表した。

　Scirocco Cloudは、スマートフォンやタブレット向けに開発された各種モバイルアプリ、Webサイトを検証できるクラウドサービス。ユーザーは、クラウド上に設置されている150機種（300台）以上のさまざまなAndroid端末の実機をWebブラウザから操作し、アプリやサイトの検証を行うことができる。

　今回は、ユーザーからの要望を反映し、デザイン性を向上させるとともに、使いやすさも大幅に改善したとのこと。まず、端末操作画面とメニュー画面を左右に分割することで、画面を下へスクロールすることなく、端末操作、テスト実行、レポート結果を見られるようにした。

　また、画面下部に表示されていた各操作ボタンを、画面上部とメニュー画面内に配置。画面下部のボタンが「戻る」「ホーム」「メニュー」のみとなったことで、より実端末に近いデザインと操作性を実現している。

　さらに、ボタン一つで端末画面サイズの拡大を行える「Big Screen Mode」を追加したほか、メニュー画面も、必要に応じて表示領域の拡大に対応。「altキー」をクリックしながらカーソルを動かすことで、ピンチイン、ピンチアウトも行えるようにした。

　このほか、ポップアップ表示や端末選択画面などでも、使い勝手が改善されている。

　なお、9月30日までは、従来のインターフェイスとの併用に対応しており、10月1日からは新インターフェイスへ完全移行する予定。