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MSYS、通話録音ファイルの暗号化に対応したクラウド型コンタクトセンター「V-TAG 5.3」

 丸紅情報システムズ株式会社(以下、MSYS)は1日、米3CLogic(スリーシーロジック)製クラウド型コンタクトセンターソリューションの新版「V-TAG(Virtual Telephony Application Grid:ブイタグ)Ver5.3」を提供開始すると発表した。

 「V-TAG」は、Amazon Web Services(AWS)のクラウドサービスをインフラ基盤として利用し、インバウンド・アウトバウンド機能を提供するコンタクトセンターソリューション。コンタクトセンター運営事業者は、自社でシステムを構築・運用する必要がなく、エージェントおよびスーパーバイザー用のPCとヘッドセットを自社内に用意するだけで、コンタクトセンター業務を行えるという。

 ライセンスは、毎月の業務量に応じて必要とされる席数により、契約数を月ごとに増減できるので、従来は固定だったシステムコストを変動費化することも可能。システムは、エージェントが使うPCが分散して演算処理を行うグリッドコンピューティングで動作するため、席数によるシステムサイジングを必要とせず、急な業務量の拡大・席数の増加にも対応できる。

 機能面では、ACD・IVRなどのインバウンド業務に必要な機能と、アウトバウンド業務に必要な複数の自動発信機能を備えるほか、通話録音、ヒストリカルレポートによる業務履歴管理、リアルタイムレポートによる現状業務管理、Salesforce.comなどのクラウド型CRM連携にも標準で対応。セキュリティ上の要件で、録音した音声データや顧客情報をクラウド上に保存したくない場合には、保存先を自社サーバーにすることも可能だ。

 今回の新版では、レポート出力機能の拡張や保存した通話録音ファイルの暗号化など、コールセンターに必要な機能がより強化された。

 MSYSでは、セキュリティなど機能面を拡充したV-TAG Ver5.3の提供開始を機に、クラウド型ソリューションの特長を生かし、中小コンタクトセンターや、大手コンタクトセンター運営事業者で一時的に発生する業務用としても、販売を拡大する考えで、今後1年間に1億円の売り上げを目標としている。

石井 一志