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シャープ、機器間の無線中継に対応する屋外/商業施設向け無線LANアクセスポイント

 シャープは、屋外公共スペースや商業施設の共有スペースなどで、手軽に無線LAN環境を構築できる無線LANアクセスポイント「QX-C300シリーズ」4モデルの受注を開始すると発表した。販売時期は2016年1月。

QX-C300シリーズ

 機器間を無線電波で中継することにより、増設のためのLAN配線工事不要でサービス提供エリアを拡大できる「無線バックホール方式」を採用。中継する際に電波の減衰が少なく、通信状態を常時管理して最適な接続状態を保つことが可能。5GHz帯(IEEE 802.11ac)にも対応することで、安定した高速接続を実現する。

無線バックホール方式

 航空管制など優先される無線を検知した際に、通信サービスの停止を可能な限り回避する「レーダースキャナ機能」を搭載。屋外設置も可能な防水・防塵設計に対応し、設置環境に応じてさまざまなアンテナ(オプション)を組み合わせることで、屋内だけでなく屋外でも安定した無線LAN環境を手軽に構築できる。

 別途発売予定のユニットを装着することで、Sub-GHz無線(920MHz帯域の特定小電力無線)にも対応。温度・湿度・人感などの各種センサーや、監視カメラ、デジタルサイネージなどからの情報を収集することで、さまざまなサービスやソリューションを構築することができる。

 製品ラインナップは、標準モデル・標準アンテナ使用の「QX-C300」、標準モデル・長距離平面アンテナ使用の「QX-C300H」、4.9GHz帯対応モデル・標準アンテナ使用の「QX-C300J」、4.9GHz帯対応モデル・長距離平面アンテナ使用の「QX-C300JH」の4機種。希望小売価格はいずれも33万5000円(税別)。

 アクセスポイント側の無線LAN規格は、2.4GHz帯(IEEE 802.11b/g/n)と5GHz帯(IEEE 802.11a/n/ac)の同時運用に対応。内蔵アンテナは3×3 MIMO。レーダースキャナ機能(5GHz帯運用時)、ビームフォーミング機能を備える。バックホール(中継)側の無線LAN規格は5GHz帯(IEEE 802.11a/n/ac)で、4.9GHz帯対応モデルはIEEE 802.11jにも対応する。本体サイズは235.8×246.8×42mm(予定、突起部含まず)。重量は約2100g(予定)。

 シャープでは、6月10日〜12日に幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2015」に出展し、同機を紹介する。

(三柳 英樹)