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タブレット問診票「Dr.TAP」新製品、受付/予防接種管理も容易に

 福島コンピューターシステム株式会社は27日、販売中のタブレット型問診票「Dr.TAP」と相互にデータ連携する「Dr.TAP受付管理システム」「Dr.TAP予防接種管理システム」の販売を開始した。

 Dr.TAPは、「日医標準レセプトソフトオルカ(ORCA)」と連携するタブレット型問診票。分かりやすい画面構成で、タッチデバイスならではの操作感で問診票の入力が可能となる。問診結果は電子カルテとも連携するため、電子カルテへの入力の手間が省ける。また、問診内容を文章化して、問診結果ビューアで表示することで、電子カルテを持たない医療機関でも利用できるのが特長という。

 新製品は、Dr.TAPと連携する受付管理システムと予防接種管理システム。「Dr.TAP受付管理システム」は、磁気カードをカードリーダーに通すだけで患者情報が画面に表示され、直ちに受付できる。

 診察後には次回来院を予約し、予約日が近くなったら患者へメールで通知。リライト可能な磁気カード診察券を使用するため、診察券に定型メッセージや医療機関からのお知らせなどを印字することも可能だ。

 またORCAとのデータ連携により、患者・職員・診療科などの基本情報を共有できるため、ORCA導入医療機関であれば、システムへのデータ再入力の手間が省ける。

 「Dr.TAP予防接種管理システム」では、各種要望接種の実施日・予定日が入力し、患者の予防接種実施状況が一元管理できる。接種時期が近くなった患者へメール通知も可能。未接種の患者、当日接種予定の患者を一覧で即座に把握することもできる。予防接種状況と今後の予定日を予定表として印刷し、母親に提供することも可能。

 毎月の請求金額は、自治体別に集計した予防接種請求書として印刷できる。

 Dr.TAPシリーズの各製品は、患者情報や受付情報を共有するため、受付から問診、予防接種までシームレスに利用可能。各製品の個別導入にも対応する。

川島 弘之