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日立Sol西、金融機関の監査業務を支援するソリューション

 株式会社日立ソリューションズ西日本は31日、金融機関向け事務リスク管理ソリューションパッケージのラインアップに、「統合監査支援システム(監明AI:Audit Integrate)」(以下、監明AI)を追加すると発表した。

 「監明AI」は、リスク評価の作成・分析から、監査臨店計画、個店監査計画、監査実施・報告、監査結果分析までの一連の流れを総合的にサポートする監査支援システム。前回監査、オペリスク、信用リスクといったリスク状況のオフサイトモニタリング(リスク評価)の結果から、金融機関グループ全体に対して、臨店監査の頻度・深度を配慮した監査計画立案、重点監査項目の選定を行えるので、効率的な監査を実現できるという。

 また、事務事故管理、顧客サポート管理、自店検査支援といった事務リスク管理ソリューションの他機能を導入した場合、リスク項目が自動的に連携・反映されるため、事務の効率化を図れるとのこと。

 各フェーズのうち監査臨店計画では、監査部員の前任店や目的別監査担当可否、休日予定などをもとにした監査臨店計画の支援が可能。主任監査員・監査員の登録、監査員への担当開示制御など、監査業務に即した機能も備えており、管理者を支援できる。

 個店監査計画に基づいた監査実施のフェーズについても、指摘事項のテンプレート利用や、監査項目に対応した監査マニュアルの閲覧機能による監査レベルの標準化・底上げ、指摘事項の改善状況、フォローアップ監査による業務改善状況の管理を効率的に支援するとした。

 実施後の監査統計では、監査計数一覧表、指摘別計数一覧表、監査部員別計数一覧表などの統計帳票をサポート。監査分析機能では容易な分析を実現するために、「汎用検索機能」と「異常値分析機能」を利用できる。

石井 一志