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企業向けオンラインストレージ「GigaCC ASP」、ファイルの世代管理に対応

 日本ワムネット株式会社は、企業向けオンラインストレージ「GigaCC ASP」の新版「同 3.2.2」を11月9日より提供開始すると発表した。管理者側・利用者側双方のユーザビリティが改善されるという。

 GigaCC ASPは、日本国内で約20万人が利用する、純国産の企業向けオンラインストレージサービス。今回のアップデートでは、運用面での利便性向上や、より柔軟なワークフロー構築を行える機能改善を行った。

 具体的には、ファイルのバージョン管理(世代管理)に対応し、例えばカタログやマニュアルなど各制作プロジェクトにおいて、より効率的に利用できるようになった。各ファイルのバージョンはファイルの詳細情報で確認でき、過去のバージョンの確認やダウンロード、最新バージョンとの置き換えなどを行えるという。

 また、ファイルの送信時やファイルのアップロード時における承認機能を改善し、より柔軟なオペレーションを実施できるようにした。ファイル送信のあて先が特定のメールアドレスあるいはメールドメインの場合、上長の承認を不要とする設定に対応したほか、ファイル共有におけるファイルをアップロードする際の承認についても、ある特定のアカウントの場合は承認を不要とする、といった設定が可能になっている。

 管理面では、ディスク容量、アカウント、ログインといった利用状況の画面にグラフ表示を追加。さらに、ライト管理者でも利用状況を確認できるように改善している。

 このほか、Mac OS X 10.9を新たにサポートした。

 価格例は、GigaCC ASP(クラウドプラン)の場合、1GB/10アカウントで月額1万2000円から。

石井 一志