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「kintone」と「Garoon」がスケジュール連携、プラグインを提供開始

 サイボウズ株式会社は16日、業務アプリクラウド「kintone」とグループウェア「Garoon on cybozu.com」をアップデートし、連携機能の提供を開始した。

 これまで実施したkintoneユーザーアンケートでは、利用用途の上位3位を「案件管理」「顧客管理」「日報管理」が占め、kintoneで作成されるアプリとしては営業支援システムが人気という。現場のニーズにあわせて自由にフォーマットを変更できる点、モバイルで利用できる点、営業支援システムとしては低価格で利用できる点などが評価されているが、一方で最近ではより高度なシステムを望む顧客も増え、全社の共有スケジューラーとkintone案件・顧客情報の連携という要望が多数寄せられていたという。

 そこで6月にkintoneに実装したプラグイン機能と、今回のGaroonのアップデートにより、両製品のスケジュール連携を実現した。kintone内のレコードとGaroonの関連するスケジュールを連携することで、どちらの画面からでも必要な情報を確認できるようになる。例えば、Garoonのスケジュールに登録した訪問予定にkintoneの案件情報を表示させる、あるいはkintoneの案件管理アプリからGaroonの訪問履歴を確認するといったことが可能に。そのほか、問い合わせ管理やToDO管理などの用途でもスケジュールとの連携によってさらに便利に活用できるとしている。

スケジュール連携の画面イメージ

 このほか、帳票出力サービス「プリントクリエイター」(提供元:サイボウズスタートアップス)との連携プラグインも公開した。プリントクリエイターは、kintoneアプリに登録されたデータを利用して、ワンクリックで帳票印刷が行える。

プリントクリエイターの画面イメージ

 2015年1月にはプラグイン開発の自由化も予定される。現在、プラグインはサイボウズ開発のものに限定されているが、自由化により、任意プラグインを開発してkintoneに読み込ませることが可能となる。「cybozu.com developer network」にてプラグイン開発のドキュメントを一般公開し、サイボウズ以外からのプラグイン提供を促進させる考え。