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CTC、「HP Moonshot」を使ったハードウェア占有型シンクライアント

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は20日、パフォーマンス重視のハードウェア占有型シンクライアントソリューションの提供を開始した。HPの高密度サーバー「HP Moonshot System」を使用するのが特徴。リソース共有による一次的なパフォーマンス低下が発生しないため、システムを安定的に運用できるという。

 提供するのは、ハードウェア占有型のシンクライアントソリューション。高密度サーバー「HP Moonshot System」とサーバーモジュール「HP ProLiant m700サーバカートリッジ」を使用し、高さ約20cmの筐体(4.3U)で計180台分のクライアント環境を提供。SSDや高度なグラフィック機能なども備える。

 クライアント環境の展開およびリソース管理には、シトリックスのデスクトップ仮想化ソフト「Citrix XenDesktop」を採用。運用時に必要なOSの展開、更新プログラムの配布、アプリケーションの配信・更新、マルウェア対策などのシステム管理には、マイクロソフトのシステム管理ソフト「Microsoft System Center 2012 R2」を利用する。

 HP ProLiant m700を中心に、CTCが十分に検証済み。導入期間の短縮のため、設計書や手順書などのドキュメントテンプレートも用意。同社の総合検証センター「Technical Solution Center」にて検証環境を構築し、デモによる体感サービスも提供する。

リソース共有型(VDI)とハードウェア占有型(HDI)の比較

川島 弘之