日計表カレンダー機能で直感入力が可能に、「ネットde会計/青色申告」新版

　株式会社パイブドビッツは18日、中小規模・個人事業主向けのクラウド会計ソフト「ネットde会計」「ネットde青色申告」の新版（バージョン13.7.0）をリリースした。

　「ネットde会計」は、主に従業員数20名未満の中小企業や個人事業主を対象とした、インターネット上で出納帳・伝票入力から決算報告書まで作成できる製品。一方、「ネットde青色申告」は伝票入力から電子申告（青色申告のみ）までワンストップで実現できる製品。いずれもSaaS型のクラウドサービスとして提供される。

　新版では、「日計表入力機能」を搭載。飲食業、理美容業、小売業など主に現金商売の事業者が日々付けている日計表と同様の形式に入力するだけで、自動的に帳簿から決算書まで作成できるという。

　シンプルなUIとテンプレートで直感的に入力可能。マンスリーの日計表カレンダー画面から入力する日を選び、項目に沿って金額を入力するだけで良い。日計表カレンダー画面では、入力済みの日付に「済」スタンプが、一時保存した入力途中の日付に「作成中」スタンプが、休業日には「休」マークが表示され、入力状況などが一目で分かる。

日計表カレンダー画面では入力状況などが一目で分かる

　日計表入力画面は、カフェや居酒屋などの飲食業、小売業、理美容業など業種別テンプレートが用意され、項目名をそれぞれの業界用語に。日報や備考など自由に記入できるフリーコメント欄を設けたほか、新しい項目の追加や変更といったカスタマイズにも対応する。

日計表入力画面は飲食業、小売業、理美容業など業種別テンプレートを用意

　日計表入力機能から登録した内容は、勘定科目や補助科目が自動付与され、複式帳簿の貸方および借方の双方に仕分けデータが登録される。また、勘定科目を基に決算報告書も自動作成されるため、業務効率を向上できるという。

　同機能は、Windows/Mac、iPadなどのタブレット、Androidなどのスマートフォンからも入力が可能。例えばレジ締め後の店舗でタブレット、帰宅中の電車内でスマートフォンなど、日課にしやすいすき間時間を有効活用できる。

　このほか、新機能「業種別勘定科目機能」も搭載。新たに6つの業種別勘定科目体系を用意した。初期設定の基本情報登録時に、自身の業種を選ぶだけで選択した業種に特化した補助科目を網羅した勘定科目一覧が自動反映される。今回は、「飲食業（カフェ、居酒屋など）」「小売業」「理美容業」「建設業」「輸入業」「サービス業」の6種類を用意し、今後さらに対応業種を拡大する予定。

業種別勘定科目機能を搭載