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SBTと東京理科大、ECサイトのビッグデータ共同研究

 ソフトバンク・テクノロジー株式会社(SBT)は18日、東京理科大学と共同で、ビッグデータを活用したデータマイニングに関する研究を開始すると発表した。ECサイトのデータを複合的に分析することで、顧客行動の傾向から予測モデルを構築することが目的。

 SBTによると、顧客の購買実績データやサイトへのアクセスデータ、会員向けのメールマガジン配信データ、コールセンターのデータ、キャンペーンなどのイベントデータといったビッグデータは、連携することなく各データが独立して存在していたり、セグメントが統一されていないために連携すらできない課題があるという。しかし、逆にこれを連携・分析することで顧客の行動傾向を導き出し、予測モデルに落とし込むことで、より実践的な経営戦略に応用できる可能性もあるとしている。

 SBTが運営する大規模ECサイトで得られるビッグデータをもとに、東京理科大学が解約要因や解約モデルを分析。その結果をSBTにフィードバックし、ユーザー単位の解約属性や確率に合わせてメールを送信するというイメージを示している。

永沢 茂