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米OracleがJava EE 7をリリース、HTML5対応アプリの構築を支援する新機能などを追加

 米Oracleは12日(米国時間)、「Java Platform, Enterprise Edition 7(Java EE 7)」および「Java EE 7 Software Development Kit(SDK)」を提供開始したと発表した。

 Java EE 7では特に、HTML5のアプリケーションを容易に構築できる新機能が追加されている。そのうちの1つであるWebSocketを利用すると、双方向通信を行う低遅延のアプリケーションを構築できるため、クライアントに対する応答時間を削減できるという。また、業界標準のJSONプロセッサが新しく追加され、JSON形式のデータ解析や変換処理を簡素化できるようになった。さらにJAX-RS 2.0では、非同期RESTful Webサービスの機能が追加され、より多くのユーザーからの同時接続が実現している。

 加えて今回は、開発生産性を向上すべく、一体感のある統合プラットフォームとしてシンプルなアプリケーションアーキテクチャを提供するとのこと。例えば、依存性注入やデフォルトのリソース設定を利用し、冗長なコード記述を削減可能にしているほか、アノテーションの適用範囲を拡大して、開発効率が向上した。標準のRESTful Webサービスでは、クライアント側の実装をサポートすることで、アプリケーションの可搬性が向上している。

 このほか、連続したOLTP処理のパフォーマンスを向上させるための、管理可能なチャンク形式に分割するバッチ処理や、スケーラビリティ向上を目的とした、マルチスレッドで同時稼働する並列タスクを簡単に実装できます。また、Managed Beanの適用範囲を改善することで、実装における選択肢を広げ、柔軟性のあるトランザクションアプリケーションの開発が可能になっている。

 Java Message Service(JMS)2.0のアップデートでは、アノテーションおよびContexts and Dependency Injection(CDI)をサポートし開発の容易性を向上。メッセージの送受信に必要なコードも削減しているので、開発生産性が大幅に向上したとしている。

(石井 一志)