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IIJ、セキュアなリモートアクセス環境を構築できるクラウド型サービス

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は13日、リモートアクセスサービスのラインアップに、「IIJ GIOリモートアクセスサービス」を追加すると発表した。PCやスマートフォン、タブレット端末など多様なデバイスからのアクセスに対応しており、端末・回線を問わない柔軟な接続環境を実現するという。提供は2月28日より開始する予定。

 IIJ GIOリモートアクセスサービスは、自宅や外出先からインターネット回線を利用し、IIJのサービスへ接続できるようにする、クラウド型のリモートアクセスサービス。ユーザー企業は、自社ネットワークに新たな機器を追加することなく、IIJの各種クラウドサービスと組み合わせた、柔軟なリモートアクセス環境を構築できるという。また、「IIJマネージドVPN PROサービス」などのIIJのVPNサービスと組み合わせれば、企業のネットワークへのリモートアクセスにも対応する。

 VPN接続に利用するプロトコルは、SSTP、L2TP/IPsec、PPTPといったさまざまな種類をサポート。認証についても、VPN接続時のアカウント認証に加えて、接続時間帯、接続元IPアドレス、MACアドレス、サービス単位といった細かいアクセス制御機能を提供するので、高いレベルで安全性を確保できる。

 さらに、2013年春の提供開始が予定されているマトリックス認証オプションを利用すれば、なりすましや不正アクセスに対してのセキュリティが向上するとした。

 また、「IIJモバイルサービス」「認証アウトソースサービス」を併用すると、インターネット上の脅威から隔離されたプライベート環境を構築できるため、閉域接続と同様の高いネットワークセキュリティを実現可能とのこと。

 申し込みは1セッションから行え、利用するセッション数やオプション機能に応じて価格が変動する仕組み。例として、100セッション(300ユーザー)の場合は、月額8万2800円(税別)から、初期費用が21万円(税別)からとなる。

(石井 一志)