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ウイングアークとビトリア・テクノロジー、M2M予知保全ソリューションで協業

 ウイングアーク株式会社とビトリア・テクノロジー株式会社は24日、M2M(Machine to Machine)予知保全ソリューションで協業すると発表した。センサーや機器が出力するストリーミングデータの自動検知による機器故障などの予知保全を実現する。

 M2Mは、さまざまなセンサーや機器(スマートメーター、各種スイッチ類、RFIDチップ、車載システム、生体センサー、監視カメラなど)をネットワークに接続し通信を行う形態を指し、センサーや機器が互いに自動的に通信することで、さまざまな監視やトラッキングを可能とするもの。

 今回の協業では、ビトリア・テクノロジーのリアルタイム複合イベント処理(CEP)プラットフォーム「ビトリア オペレーショナルインテリジェンス」と、ウイングアークのBI・データ活用ソリューション「Dr.Sum EA」「MotionBoard」を連携させた、機器故障などの予知保全ソリューションを提供する。

 センサーや機器から毎日数億単位で発生するストリーミングデータから、パターン検知やシーケンスマッチングを行い、類似する行動をリアルタイムに検知し、アラートを「Dr.Sum EA」「MotionBoard」に表示。機器の異変を事前に察知することで、速やかな修理や交換対応が可能となる。これにより人件費やストック部品の無駄をなくすことでコスト削減効果も見込まれるという。

 また、企業システムのデータを連携させることで、「Dr.Sum EA」「MotionBoard」で各種データからのドリルダウンや明細データの検索を行うなど、リアルタイムデータ処理ツールを超えた分析環境を提供するとしている。

 同ソリューションは2月1日より提供する予定。さまざまな実証実験も行っていく。

(川島 弘之)