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エクイニクス、都内4つ目のデータセンターを大手町に開設へ

 エクイニクス・ジャパン株式会社(以下、エクイニクス)は10日、自社データセンター「International Business Exchange(IBX)データセンター」において、東京で4番目となる施設(以下、TY4)を、千代田区大手町に開設すると発表した。投資額は約35億円で、8月の開設を予定している。

 TY4は、三菱地所などが開発し、大手町駅に直結する複合施設「大手町フィナンシャルシティ」内に設けられ、総床面積は6500平方メートル。収容施設数は450ラック相当で開設され、750ラック相当までの拡大を予定する。また、エクイニクスのIBXデータセンターは、自社専用の通信回線で相互接続され、各データセンターの利用者が直接データ交換を行えるようにしているが、TY4も同様の接続環境が提供される。

 なお大手町は、情報通信の一大拠点として知られているが、エクイニクスでは、国内外70社以上の内の通信事業者/ネットワークサービスプロバイダーが接続する、ネットワークが集積されたIBXデータセンターを大手町に設けることで、このグローバルネットワークハブとしての機能を強化する考え。

 さらに、国内主要インターネットエクスチェンジ(IX)が集まる大手町に、新たに国際的な相互接続点を設け、インターネットトラフィックのより効率的な交換を可能にする狙いもあるとのこと。

(石井 一志)