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IIJグローバル、海外拠点向けのERPクラウド「G-BASS ERP Lite」

B-EN-GのERP製品「A.S.I.A.」をクラウド化

 株式会社IIJグローバルソリューションズ(IIJグローバル)は、基幹業務に必要なさまざまなソフトをクラウド型で提供する「ビジネスアプリケーション・サービススイート(G-BASS)」のラインアップとして、「G-BASS ERP Lite」を追加し、2013年1月より提供する。

 G-BASS ERP Liteは、海外導入実績が豊富な東洋ビジネスエンジニアリング株式会社のERPパッケージ「A.S.I.A.(エイジア)」を採用し、企業の海外拠点などに向けて会計・販売・購買・在庫管理の機能を提供するクラウドサービス。

 A.S.I.A.は多言語・多通貨・多会計基準に対応し、海外拠点の業務に必要な機能を網羅したERPパッケージで、日本語・英語・中国語・タイ語への標準対応や、中国法定帳票・台湾付加価値税・タイ投資奨励法をはじめとする各国の法制度や商習慣に対応する。

 IIJ GIOを基盤としたプライベートクラウド型サービスとして提供され、顧客は、複数のグループ法人で共有して利用できる。現地でのハードウェア・ソフトウェアの調達や特定クライアントソフトの導入などは不要なため、サービス導入時の現地の負担を軽減できるという。また、海外での標準的な業務をモデル化することで容易にグループへの横展開が可能となる。

 また、ネットワークからアプリケーションまで、そして設計・導入から運用・保守までをワンストップでサービス提供するのが特長。システム監視やデータバックアップなどの運用サービスも併せて提供するため、顧客は海外拠点ごとにシステム担当者を配置する必要がないという。また、国内本社の管理者へのサポートをはじめ、顧客の海外現地法人のサポートもIIJグローバルが一元的に行うため、安心して利用できるとしている。

 参考価格は、会計版が初期費用300万円から、月額基本料24万円から、月額ユーザー料8000円。ERP版(会計・販売・購買・在庫管理など全機能)が初期費用500万円から、月額基本料28万円から、月額ユーザー料1万円。

 IIJグローバルでは、今後3年間で100社への導入を見込む。

(川島 弘之)