岡山県笠岡市、地域活性化にOKIの観光システムを導入
OKIコンサルティングソリューションズ(OCS)は24日、岡山県笠岡市に観光システム「TweetLine@観光」を納入したと発表した。笠岡市は岡山県井笠地域の観光情報を伝える観光サイト「たび旅井笠」とAndroid向け観光アプリを公開、運用を開始した。
「TweetLine@観光」の概略図 |
TweetLine@観光は、2010年に販売を開始した「TweetLine@災害」の機能を拡張し、地方の観光振興を目的に開発したシステム。クラウドサービス、システム構築のどちらにも対応する。地方自治体が同システムを導入することにより、旅行者は観光アプリを使って投稿した情報を、TwitterやFacebookに送信できる。また、SNSに送信した情報を観光サイトにも同時に掲載し、サイト訪問者とも情報共有することが可能という。
今回導入した井笠地域(笠岡市、井原市、浅口市、里庄町、矢掛町)は、岡山県の南西部にあり、倉敷市と広島県福山市の中間に位置し、陸地側は丘陵地が多く、海側は瀬戸内海に面し、北木島をはじめ大小31の島々からなる笠岡諸島を構成しており、風光明媚な地域である。
笠岡市はインターネットを通じて「田舎力」(地域を豊かで元気にする力)を持つ地域住民に、山と海の自然に恵まれたこの地域の魅力をPRしてもらうことで、観光振興を活性化したいと考えた。そこで「TweetLine@観光」を導入し、観光サイトと観光アプリを公開した。
開設した観光サイトでは、井笠地域の見所や観光ツアーなどの観光情報を住民が中心となって紹介する。また、旅行者が観光アプリを利用して感想や写真を投稿でき、その情報はTwitterやFacebookと連携しているため、さまざまな人と情報共有することが可能。さらに旅行者に観光アプリを使ってもらうことで、サイト運営者だけによらない幅広い情報発信ができるほか、旅行後も観光アプリを通じて既訪問者との接点を増やすことで、将来のリピーターを育めるとしている。