伊藤忠エネクス、営業力強化にNECのコンテンツ配信やタブレットを導入
日本電気株式会社(NEC)は24日、伊藤忠エネクス株式会社に営業力強化を目的として、コンテンツ配信クラウドサービス「Contents Director」、7型タブレット端末「LifeTouch B プラス」、10型タブレット端末「LifeTouch L」を提供したと発表した。
Contents Directorは、NECがコンテンツ配信プラットフォームを用意し、企業が保有する営業用コンテンツなどを、端末の種類や情報の形式に合わせて配信できるクラウドサービス。
営業担当者の所属部署や担当地域、取扱商品などに応じて、本部が選定した製品カタログや製品デモ動画などのセールスツールをNECのクラウドサービス基盤に入稿し、公開日時を設定するだけで、営業担当者が持つタブレット端末にタイムリーに配信できる。
これまで伊藤忠エネクスでは、営業担当者が外出のたびに各自必要な資料を社内サーバーから検索し、紙媒体に印刷して使用していた。Contents Directorを利用することで、営業担当者が外出先でタブレット端末を開けば、自分に必要なセールスツールだけが一覧表示されるため、営業力の強化やコストの削減に寄与するという。
NECは伊藤忠エネクスへ、Contents Directorとタブレット端末に加え、タブレット端末をインターネットへ接続させるネットワーク環境(MVNO回線)も含め、端末、ネットワーク、サービス基盤まで総合的に提供している。伊藤忠エネクスは、8月から7カ所の拠点で試験運用を開始し、10月から本格運用を始める予定。