ビットアイル、物理サーバー環境をクラウド環境へ移行するパッケージ


 株式会社ビットアイルは1日、クラウドサービス「サーバオンデマンドNEXT」において、ユーザー企業が既存物理環境から容易に移行できるように支援する「クラウド移行支援パック」を追加すると発表した。同日より、サーバオンデマンドNEXTのオプションとして提供を開始する。

 「クラウド移行支援パック」は、既存の物理サーバー環境からクラウド上の仮想環境へ移行するためのP2V作業を支援するサービス。P2Vでは、既存のOS/データをそのまま移行できるために、移行作業の手間をかけず効率のよい作業を行えるが、そのためのツールや独自のノウハウが必要になる、といった課題があった。また、作業を委託する場合でも、工数ベースの都度見積もりが一般的だったため、気軽に利用しにくい一面があったという。

 今回のサービスでは、ビットアイルが作業を代行するとともに、移行作業内容を簡素化・定型化した、パッケージでの提供とすることで、移行対象の物理サーバー数のみで価格が決まる、シンプルな料金体系を設定したとのこと。

 具体的には、作業員が既存システムの物理サーバーからイメージデータを取得し、それをサーバオンデマンドNEXTへアップロード。移行したOSの動作確認を行う、といった手順になり、OSのサービスとアプリケーションの動作確認や設定、設定変更は行わない。

 価格は1台目が34万円(税別)、2台目以降は1台あたり5万5000円(税別)。

 対象OSは、Windows Server 2008 R2/2008/2003、Red hat Enterprise Linux 5.x、Cent OS 5.x。

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