Google、企業向けのクラウドストレージサービス「Google Cloud Storage」
米Googleは11日(米国時間)、企業向けのクラウドストレージサービス「Google Cloud Storage」を発表した。従来はGoogle Code Labsで「Google Storage for Developers」として提供されていたが、正式サービスとして提供される。
Google Cloud Storageは、Amazon Web Servicesが提供する「Amazon Simple Storage Service(S3)」などと同様の、クラウドストレージサービス。Googleのデータセンターにデータを保存でき、WebベースのインターフェイスやRESTful APIによって保管したデータへアクセスできる。
また正式サービス開始に伴い、「App Engine Files API」も新たにサポートした。これを用いると、Google App Engine上のアプリケーションからGoogle Cloud Storageを利用できるとのことで、現在はPythonに対応。今後はJavaなどもサポートしていく予定という。Googleでは、このAPIを使ってGoogle Cloud StorageとGoogle App Engineを併用することにより、コンテンツ管理、データ共有、Webゲームなどの迅速な立ち上げが可能になるとしている。
1GBあたりの価格は、1TBまでが月額13セント、9TBまでが月額12セント、90TBまでが月額10.5セント。データのアップロードは無料だが、ダウンロードには料金が発生し、北米や欧州の場合、1TBまでが月額12セント、アジアの場合は月額21セントに設定されている。