ソフトバンクテレコム、従量課金制のリモートアクセスVPNサービス


 ソフトバンクテレコム株式会社は1日、リモートアクセスサービス「ホワイトクラウド ゲートウェイサービス InternetVPN Access」を提供開始すると発表した。

 「ホワイトクラウド ゲートウェイサービス InternetVPN Access」は、従業員が自宅のPCやスマートフォン、タブレット端末から社内へリモートアクセスするためのサービス。ソフトバンクテレコムのデータセンター内にあるVPNゲートウェイ機能をクラウド型で提供することにより、設備やネットワークの回線帯域を用意ことなく、容易に導入できるという。

 具体的には、インターネット上からVPNクライアントを利用して、ソフトバンクテレコムのデータセンターへ接続。そこからは閉域網で社内へ接続する仕組みで、ユーザーは、メールやグループウェアなどの社内システムを、自宅や外出先からでも利用できるようになる。データセンターのゲートウェイ装置までの接続はSSL-VPNトンネリング方式を採用しており、回線速度はベストエフォートでの接続になるとのこと。

 課金体系は、利用した端末ID分だけ課金する従量課金制で、1端末あたり月額315円から。最低15ID(端末)から利用可能。利用する端末IDの追加・削除は、顧客自身が専用のアカウント管理ポータルから行えるとのことだ。

 なお、インターネットVPN接続とデータセンター内の回線費用はこの代金に含まれているが、顧客拠点とデータセンター側の閉域網を接続するアクセス回線、および端末のインターネット接続環境については、別途費用が必要になる。


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(石井 一志)
2011/8/2 06:00