日立ソリューションズ、フォスター電機の情報共有システムをクラウドで構築

指静脈認証でセキュリティを強化


 株式会社日立ソリューションズは17日、フォスター電機株式会社の本社と中国工場における情報共有システムを、クラウド環境で構築したと発表した。日立ソリューションズのクラウドサービス「SecureOnline」上に、日立の「指静脈認証システム」を構築し、2010年12月から稼働を開始している。

 フォスター電機では、急速に拡大する海外生産拠点と本社との情報共有を推進するため、本社で利用していた情報共有システムの海外展開を計画していたが、機密性の高い情報が多々含まれていることから、高度な認証機能などのセキュリティや、初期投資額の抑制と情報システム部門の運用負荷の低減が求められていたという。

 そこで日立ソリューションズでは、フォスター電機が管理する「指静脈認証システム」を、月額単位で契約が可能なSecureOnlineの仮想サーバー上に構築し、既存の情報共有システムに、高度な認証を適用した。

 なおフォスター電機は、韓国、ベトナムなどの海外生産拠点に対しても、情報共有システムの展開を進めており、日立ソリューションズが、今後も同様のサービスを提供していく予定とのこと。

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