地銀3行がWindows Serverベースの次期国際勘定系システム「OpenE'ARK」を採用


 日本ユニシス株式会社は23日、株式会社肥後銀行、株式会社山陰合同銀行、株式会社みちのく銀行の3行が、Windows Serverベースの次期国際勘定系システム「OpenE'ARK(オープンアーク)」を導入したと発表した。稼働開始は、それぞれ2010年10月、2011年1月、同年5月。

 OpenE'ARKは、Windows Server、SQL Serverと、日本ユニシスのオープンミドルウェア「MIDMOST」を基盤として用いる次期国際勘定系システム。今回追加された3行を含め、全7行で利用されている。

 従来3行では、汎用機版国際系システム「IBS21/E'ARK(アイビーエス21アーク)」に個別のカスタマイズを行って利用してきたが、今回は、パッケージソフトウェアを利用。個別のカスタマイズを抑えられたこともあって、導入費用を削減できたという。さらに、3行共同化比率の向上が図れたため、今後の保守負荷の軽減も見込めるとのこと。

 なお新システムの端末は、従来のクライアント/サーバー方式の機能を継承した「OpenE'ARK端末web化機能」を採用して、この面でも保守負荷の軽減を図っている。

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(石井 一志)
2011/5/23 14:24