米Microsoft、最新の無償版サーバー仮想化ソフト「Hyper-V Server 2008 R2 SP1」


 米Microsoftは12日(米国時間)、サーバー仮想化ソフト「Hyper-V Server」の新版「Hyper-V Server 2008 R2 SP1」を公開した。同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。Windows Server 2008 R2 SP1と同様、修正プログラム(パッチ)が適用されているほか、目玉機能であったDynamic Memory、RemoteFXも同様に追加されている。

 Hyper-V Serverは、Windows ServerのGUIを取り払った「Server Core」と仮想化ハイパーバイザーのHyper-Vを組み合わせたもの。Server Core部分を含めて、ユーザーは無償で利用することができる。

 今回追加されたDynamics Memoryは、Hyper-V環境においてメモリを効率よく利用する仕組みで、仮想マシンに割り当てられたメモリ量を動的に追加したり、拡張したメモリが必要なくなれば回収したりすることができる。

 一方のRemoteFXは、仮想デスクトップ環境向けの拡張機能。VDI環境でDirectX9をサポートする「RemoteFX 3D ビデオ アダプター」、クライアントPCに接続したUSB機器をVDI環境にリダイレクトする「RemoteFX USB」の両機能が提供される。

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