日立ソリューションズ、仮想デスクトップ環境に対応したSSOソフト新版


 株式会社日立ソリューションズは12日、シングルサインオン(SSO)ソフトウェア「SRGateクライアントエージェント」の機能を拡張し、4月13日から販売開始すると発表した。この新版「同 01-02」ではWindows Serverのターミナルサービスに対応し、仮想クライアント環境からのSSOを実現しているという。

 SRGateクライアントエージェントは、1回の認証だけで各システムへのログインを可能にするSSOソフトウェア。一般的なSSO製品が対象とするWebシステムだけでなく、クライアント/サーバー型のシステムにおいても、SSOを実現できるのが特徴という。

 さらに新版では、仮想クライアント環境に対応するなど、SSOの動作環境を拡大した。ターミナルサービスを提供するサーバー上にSRGateクライアントエージェントを導入することにより、クライアント環境を変更せずに、クライアントからそのサーバー上の各種アプリケーションへのSSOを実現する。

 またWindowsドメインとの認証統合によって、これまでWindowsへのログインとSRGateクライアントエージェントとで、2回の認証を必要としていたものを、PC起動時にWindowsへログインするだけでSSOを実現できるようになるため、さらなる利便性の向上を図れるとのこと。これによって、外出先や在宅勤務などHDDを持たないクライアント端末からも、利用するアプリケーションに対しスムーズにログインできるとしている。

 対応OSは、Windows 7/Vista SP2/XP SP3以降、Windows Server 2008 SP2以降/2003 R2 SP2以降。対応仮想アプリケーション環境は、Windows Server 2008/2003のターミナルサービス、RemoteApp、Citrix XenApp 5.0。ただしいずれのOS、環境についても、32ビット版のみを対象としている。

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