日本IBM、世界共通クラウドサービスを日本拠点からも提供開始


 日本IBMは8日、日本語対応した世界共通パブリッククラウドサービス「IBM Smart Business Cloud - Enterprise」を発表した。同日より、千葉県千葉市の幕張データセンターから提供する。

 「IBM Smart Business Cloud - Enterprise」は、2010年11月に発表した「IBM Smart Business 開発&テスト・クラウド・サービス」を機能拡張し、名称変更したもの。

 仮想CPU、仮想メモリ、仮想ディスク、ソフトなど必要なIT資源をメニューから選択するだけで10分程度で仮想マシンが利用できるほか、企業での利用を想定し、ユーザー固有のポータルからIBMデータセンターを任意に選択し、世界拠点(米国2拠点、ドイツ、カナダ、日本)のどこからでも利用できる。もちろん、明示的に日本拠点を選択することも可能。

 言語環境は、英語・日本語を含む9カ国語に対応。料金支払いに関しては、日本で契約した場合、世界のどのデータセンターを利用しても日本円で決済できる。

 また、1つの仮想サーバーに2つのIPアドレスを割り振れる。これにより、インターネット上でサービスを提供する仮想サーバー群と、企業向け仮想サーバー群の両方に属し、それぞれを連携させる機能を持つ仮想サーバーを設定できるという。

 価格は、OS込みで10円(税別)/時間から。

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